糸満市(いとまんし)移住情報 - 沖縄県の自治体紹介
糸満市役所
潮崎タウン1
潮崎タウン2
平和の礎
喜屋武岬
沖縄本島・南部で広大な面積を誇り、海人(うみんちゅ)発祥の地と言われるのが漁業のまち、糸満市(いとまんし)です。
【プロフィール】(2016年9月現在) | |
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人口 | 【2016.09】60,673人 (男性30,606人、女性30,067人) 【2015.05】58,441人 (男性29,310人、女性29,131人) 【2014.05】59,791人 (男性30,103人、女性29,688人) 【2013.05】59,531人 (男性29,928人、女性29,603人) 【2012.05】59,061人 (男性29,664人、女性29,397人) 【2011.02】58,849人 (男性29,614人、女性29,235人) 【2010.02】56,943人 (男性28,355人、女性28,588人) 【2008.05】56,134人 (男性27,926人、女性28,208人) |
世帯数 | 【2016.09】24,967 【2015.05】21,169 【2014.05】23,661 【2013.05】23,293 【2012.05】22,901 【2011.02】22,349 【2010.02】19,585 【2008.05】18,741 |
糸満市は都市部と郊外の差が大きいまちです。まちの中心になる糸満漁港、糸満バスロータリー、糸満市役所の付近の潮崎、西崎あたりは住宅地としてさかんに分譲されています。この近辺は昔からの集落も形成されているので、人口は多いです。そのため、スーパーや金融機関など、ほとんどのものがあります。また、331号線を通るバスで那覇まで比較的出やすいため、教育機関もさほど選択に不自由することはありません。渋滞もほとんどなく、住みやすいまちと言えます。
かたや、上記の市中心街から南の331号線沿いから海岸線にかけて、および中心街から東の内陸側は一気に街並みの雰囲気が変わり、さとうきび畑と赤瓦屋根にシーサーが乗っかる、のんびりとした農村風景が広がります。
潮崎タウンについては、現状で分譲予定地の20%程度の販売実績となっているようです。海沿いで景観は良いのですが、販売価格的に豊見城市の豊崎タウンとほぼ変わらないのであれば、やはり利便性は豊崎タウンの方が高いと思います。
糸満市南部には沖縄最南端の喜屋武(きゃん)岬、琉球ガラス村、ひめゆりの塔、そして、沖縄戦の終戦地である摩文仁(まぶに)の丘に平和祈念公園があります。
ひめゆりの塔に併設される平和祈念資料館は全面的にリニューアルされ、映像資料が増えました。これは、今までひめゆり隊の生き残りの方が語りべとして沖縄戦の悲惨さを語り継ぐ役割をされていましたが、高齢化にともない、どうやって後世まで伝えていけるかを真剣に考えた結果とのことです。カメラを前に言葉に詰まってしまう人の姿から、その背景にある戦争体験が心に響いてきます。
また、ひめゆりの塔から3キロ弱離れた所にある平和祈念公園は沖縄戦の全戦没者の慰霊と、恒久的世界平和を「祈念」するために摩文仁の丘に造られた施設です。当初は様々な意見があったそうですが、世界平和を呼びかけることを第一義としたため、全戦没者には当時敵国であったアメリカ兵の14,000人も含まれます。
しばしば平和「記念」と表記している出版物やサイトを見受けますが、決して喜ばしい歴史ではありません。平和を祈ってやまない沖縄県民の気持ちを充分理解し、間違えることのないようにしていただきたいです。